災害時にすべてのモノを持ち出すのは不可能です。運び出せるのは女性の場合10Kg以内でしょう。ですので、備蓄品や非常用品は1か所だけでなく家のあちこちに分散しておくと◎。保管場所が潰れて取り出せなくリスクを減らします。
一軒家の場合
〇上層階
1階より倒壊や浸水のリスクが低い。ただし、屋根裏は高温になりやすいため食料の保存には適しません。
〇屋外の倉庫
取り出しやすい場所なので備蓄品の収納には◎。ただし、温度変化が大きいため食料品の保存はNGです。
〇屋内の収納
備蓄品と一緒に1次の非常用袋を入れておいてもOK。奥にしまい込んで、いざという時に取り出せないことがないように注意が必要です。
〇玄関の中
避難経路を確保するためモノを置き過ぎないのが基本。靴箱の隅に置く、壁にフックで下げるなど工夫して。
〇自家用車の中
車で避難できるときには便利です。また、ドライブ中に被災することも考えて、一通りの非常用品を車のトランクに入れておこう。
マンションの場合
〇ベランダ
マンションのベランダは共用部分のため、物置や荷物を置くことはNGです。避難通路や避難ハッチの妨げにもなります。
〇自室
非常用品は自室に置くのが基本。しかし、高層階の場合、エレベーターが使用できないと避難や荷物の取り出しが大変です。
〇共有備蓄倉庫
住人のために共有の防災備蓄倉庫を備えるマンションも。「飼い主の会」を作り、ペット用の備蓄品も置いてもらえるよう大家さんに相談するのも◎。
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