地震や台風などの災害が起き、いざ避難するとなった時、果たしてスムーズに避難できるでしょうか？答えはNOですよね。突然の襲ってくる地震、近年被害をもたらしている線状降水帯による洪水被害や土砂崩れ。人間一人避難するのもやっとなのにペットを連れてとなるときっと大変なことだとおもいます。
モノの備え１ 同行避難に必要なモノ
小型犬・子犬
○キャリーバッグに入れる
首輪とリードを付けてからキャリーバッグに入れます。クレートタイプなら避難先でハウスとして使用できます。
○キャリーはリュックタイプか肩掛けできるものを
手は安全のため、なるべく空けておくのがいいです。クレート用ショルダーベルトも市販されています。
○ガムテープでキャリーを補強
もしキャリーを落してしまい分解してしまわないように、ガムテープでぐるぐる巻いたり、風呂敷で包むのもアリです。
中型犬・大型犬
○首輪はプレミアカラーがおすすめ
リードを引っ張ることで締まるプレミアカラーやハーフチョークは、着けやすく脱走のリスクが少ないというメリットがあります。
○リードをしっかり持つこと
災害時に離ればなれになってしまったら大変です。リードの輪っかを手首に通すなどしてしっからい握りましょう。
ロングリードや伸縮リードは事故の恐れがあるのでノーマルリードがベストです。
○可能なら靴を履かせる
道路に散乱したガラスなどで怪我をする危険性も。なければバンテージを巻いて保護してもいいと思います。
○首輪がすっぽ抜けないよう調整しよう
人の指が一本入るくらいがちょうどいい長さです。災害時の放浪生活で痩せてしまい首輪が抜け、身元が分からなく例もあるので、緩すぎないよう調整しよう。
多頭飼い
○一頭はキャリー、もう一頭はリードで連れていく
1人で2頭以上のリードを引いて歩くのは、災害時の時はかなり危険です。キャリーに入れられる大きさの犬はキャリーに入れ、リードを引くのは1頭にするのがベターです。
○キャリーは耐荷重をチェック
小型犬や子犬はひとつのキャリーに複数頭入れて運んでも大丈夫でしょう。
ただし、耐荷重をオーバーすると壊れる危険があります。キャリーが取り外し可能な分離型ペットカートなら、道が安全ならカートで運ぶこともできます。
☆メモ
避難時の人の装備
人間は長袖、長ズボンが基本です。手を怪我から守るための手袋や軍手をし、足元は履き慣れたスニーカーや安全靴が◎
頭にはヘルメットや防災頭巾、なければキャップなどを被って。粉塵などを吸い込まないためのマスクや、夜間は懐中電灯も必要です。
歩けない中型犬・大型犬
〇大型犬用抱っこ紐
45kgくらいまでの犬を運ぶことができる抱っこ紐があります。もちろん体力のある人でないとはこべませんし、他の荷物はあきらめる必要があるでしょう。
〇大型犬用リュックキャリー
犬の胴体を袋に入れてリュックのように担ぐタイプのキャリー。犬が暴れると脱走の危険があるため、基本的に動けない犬を運ぶためのものです。
まとめ
〇人間１人が連れて歩くのは犬一匹が基本。多頭飼いの家は、犬全員をどうやって運ぶか考えておく必要があります。
「うちは家族４人いるから大丈夫」と思っていても、被災時に家に１人しかいないこともあります。あらゆるパターンを想定して「1人しかいない場合はこうする」など考えておきましょう。
家族の人数を超える犬を多頭飼いするのは、災害時は危険を伴うことも頭に入れておく必要があるでしょう。
病気や障害で歩けない犬は人が運ぶ必要がありますが、体重の重い大型犬を運ぶのは至難の業。犬用カートが使えない道路状況であることも想定して、大型犬用リュックキャリーなどを用意しておくと安心です。
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