愛犬の歯と口の病気を集めてみました。
愛犬が嫌がるからといって歯磨きを怠ると
歯の病気にかかりやすくなります。将来的
に愛犬が苦労することになります。歯のケ
アはしっかりとおこないたいですね。
愛犬の歯の病気、口の病気
・破折、咬耗
症状として。
❕ 歯の神経が露出
❕ 歯の神経が菌などに感染
原因として。
破折は硬いものを噛むことで歯の先端が折れた状態。
臼歯で骨やひづめなどの硬いものを噛むと、歯が剥
がれるように折れることが多いです。
交通事故や落下事故などで折れることもあります。
顎の骨の中にある見えない歯根が破折することもあ
ります。
咬耗は、歯がすり減ることです。
加齢で歯がすり減る生理的な咬耗と、骨やおもちゃ
などを噛むことや、歯磨きのしすぎなどですり減る
咬耗があります。
治療として。
神経に達しない場合は、歯冠修復材で修復するか、
経過観察をします。
神経に達していて神経が生きている場合は、歯髄
保護剤と歯冠修復材で治療するか、抜歯します。
神経が死んでいる場合は神経を抜いて根幹充填剤
と歯冠修復材で充填するか抜歯します。
予防としては、ひずめなどの硬いものをかじらせ
ずに歯磨きを行うことです。
コーギーでは、上顎第4臼歯での破折がよく見ら
れるので、より注意が必要です
・乳歯遺残
症状として。
❕ 歯が抜けない
❕ 歯並びの悪化
❕ 歯が歯肉や粘膜に当たる
❕ 早期の歯石沈着や歯周病がおこりやすくなる
原因として。
犬の歯は通常、生後4か月になると切歯、5か月
頃になると臼歯、6か月までに犬歯が、乳歯から
永久歯に生え変わる。
しかし、その時期になっても乳歯が抜けずに残る
ことを乳歯遺残といいます。
そのまま放置すると、乳歯が邪魔をして永久歯が
正しい位置に出られないため、歯並びの悪化やそ
れによって汚れが溜まりやすい状態になり、歯周
病などのトラブルが起こりやすくなります。
治療として。
永久歯が生えても乳歯が残っている場合は抜歯を
行います。すでに永久歯の位置がずれている場合
は、矯正術を行うこともある。永久歯がずれるこ
とを避けるためには、4~6か月の生え変わり時
期に歯の状態を動物病院で診察し、早期発見に努
めることが大事ですよ。
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