犬

散歩に行ったら何かにスリスリ、ゴロゴロしている。見てみるとウンチの上に寝っ転がってる！なんでそんなことをするの？飼い主さんにとっては不思議でしょうがない犬の謎行動。でも犬にとっては至福のひととき。普段の生活にはない、体にくっつけたくなるほど刺激的なんです。

目の前で愛犬がウンチを食べたら驚きますよね？うんちを食べる『食糞』は子犬によくある行動なのでまずは安心してください。空腹だから、退屈だから、などが主な理由ですが、成長すると自然に治ることがほとんどです。成犬になっても治らない場合の解決方法を紹介します。

犬が排便前にその場でクルクル回る動きは、南北の地軸に体を合わせている可能性があります。ぜひ排便時の顔の向きをチェックしてみてください。いつも同じ方向を向いていませんか？ちなみになぜ地軸に沿うとよいのか理由はわかっていません。地球の動きに沿ったほうがなんとなく快適なのかもしれません。

犬におやつをあげたとき、目の前にあるのに気づいていないことありませんか？犬は動いている物を捉えるのは得意ですが、止まっている物を認識するのが苦手です。視力は0.1～0.4程度です。近すぎると焦点が合いませんが、動体視力は抜群なんです。そして、色の識別も苦手です。

なぜ犬は玄関のインターホンが鳴ると吠えるのでしょう？それは来訪者に対して不審者が来た、と学習しているからです。飼い主さんに『敵が来たよ！』と知らせているのです。こうして警戒して吠えるのは犬の得意としているところです。番犬としては優秀ですが、騒音問題になることもあるので解決しましょう。

犬は独りぼっちが苦手ですが、安心して過ごせる場所と快適な温度、十分な飲み水と食事があれば留守番することができます。一番やってはいけないことは、犬を独りぼっちすることに罪悪感を持ち、必要以上に甘やかすことです。出かける前に何度も行ってくるね、など振り向いたりしていませんか？分離不安症の要因になります。

犬は正面から両脇を抱えるような赤ちゃん抱っこをすると嫌がります。なぜなら、犬と目が合ってしまうからです。自分の飼っている犬であれば可能でも、他の犬の中には至近距離で目を合わせるのが苦手なこともあります。抱っこする時は一声かけてから。いきなり抱っこは怖がります。

犬もコミュニケーションが下手な子がいます。相手と仲良くなりたい気持ちが先走りすぎて、嬉しくて鼻息が荒く向かっていき、相手の犬に怒られたりします。そんな時は突進しないようにリードを短く持つこと。愛犬から相手の犬に歩み寄るのではなく、待てをして待機させることが大事です。

犬を飼っていると、「愛犬は自分のことをどう認識しているのか？」と疑問に思う時があるのでは？愛犬が時おり自分のことを犬だと思わず、人間だと認識しているのか？それとも飼い主さんを犬と思っているのか？上下関係はどのように判断しているのか？犬の生態はまだまだ謎だらけ。