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愛犬の健康管理は、飼い主の手にかかっている。飼い主は
彼らの健康を維持する責任と義務があります。どんな病気
やケガも早期発見・早期治療が何よりも大事なのは人間と
変わりません。
そのために大事なのは、日々の健康チェックであり、異常
にどれだけ早く気付けるかです。
犬の歯の咬み合わせの話
犬の歯は本来、上顎の歯が下顎の歯に少しかぶるように
咬み合わせるのが正常な状態で、これと違った咬み合わ
せになることを不正咬合といいます。
コーギーの正しい咬み合わせとして、
上の前歯の裏面に、下の前歯の表面が軽く接触する咬み
合わせ。シザーバイトと呼ばれています。
犬によくみられる不正咬合は、下顎の犬歯が正常な位置より
内側に出るものと、前歯の一本または数本の歯が咬みあう歯
より内側や外側に出るものとがあります。
不正咬合であっても犬が気にしていなければ問題ありません
が、状態によっては食事がしにくくなったり、歯の先端が口
蓋や他の歯に当たって傷が生じ、痛みや不快感をともなった
りする場合もあるので、気が付いたら動物病院で診察を受け
て下さい。
なお、子犬のうちは咬み合わせが悪くても。成長するにしたが
って顎の骨や筋肉が発達したり、歯が生え変わることによって
改善するケースもあります。
骨格性不正咬合の場合は治療することはできませんが、歯性不
正咬合の場合は、咬合の状態や時期によって治療できることも
あります。
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コーギーに多い病気
・舌ペラ病
原因
舌ペラ病は舌の中の筋肉が萎縮することによって舌が
ペラペラに薄くなる病気です。舌の筋委縮症とも呼ば
れますが、正式病名は定まっていません。
三歳以上のメスに多く発症しています。
舌の先端のみが薄くなる場合もありますが、全体的に
薄くなることもあります。数年かけて徐々に進行して
いくと舌を使って水や食べ物を上手くすくうことがで
きなくなるため、うまく栄養がとれず、体力が低下し
ていきます。最終的には誤嚥性肺炎で死に至るケース
が多いとされています。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/214798ee.f233f4e8.214798ef.eb939b62/?me_id=1309192&item_id=10007821&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fmomo-tail%2Fcabinet%2F04248523%2F04248532%2Fkyo30-1k.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict)
症例はまだ少なく、原因も未だ不明です。免疫介在性の
炎症性筋疾患と推測されています。筋肉内のタンパクが
漏れて、自己抗体ができることによって舌ペラ病が起こ
るという説もあります。
今のところ日本のウェルシュ・コーギー・ペングローブ
のみで発症が認められている。
治療としては。
初期から中期に治療を開始できた場合には激的に症状の
改善がみられることもありますが、投薬を終了すること
はできません。根治につながる治療方法が特定されてな
いの現状ですので。
ステロイド剤やシクリスポリン製剤などの免疫抑制剤を
投与して、進行を遅らせる処置をするのが一般的になり
ます。
舌全体が薄くなっている場合は、水や食事を飲み込むこ
とが難しくなるので胃にチューブを挿して流し込む胃ろ
うの形で必要な栄養や水を補給することになります。
![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=3HEJB1+6WV8EY+3J9O+2BG45D)
まとめ
・舌の先端が薄くなる
・舌全体が薄くなる
・舌の動きが悪くなる
・食べ物が飲み込みにくくなる
・ヨダレが増える
これらの症状が見られたら動物病院へ!
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