犬の主食は、総合栄養食のドッグフードが一番です。「愛情たっぷりの手作りご飯をあげたい！」という気持ちもわかりますが、栄養面からすると、既製品より優れたものをつくるのは困難だと思います。それでもどうしても手作りのご飯をつくりたいという飼い主さんのためにアドバイスをしてみたいとおもいます。
ポイント１ 栄養バランスに気をつける
犬は基本、肉食です。なので動物性たんぱく質が豊富な肉や魚を中心としたメニューにした方がよい。
おなかを壊さないようなら生肉を与えても構いませんが、鮮度と衛生面には注意が必要です。また、食材の選択基準は市販のフードに使われているもの、もしくはそれに類似するものだけに限定するといいでしょう。
ポイント２ 野菜はミキサーにかける
犬は野菜の消化が苦手なんです。実は、肉食獣は自力でそのままの野菜を消化できないようなのです。だから、野菜はミキサーを使って原形をとどめないようにつぶしてからあげます。見た目はキレイではないですが、消化はよくなります。
ポイント３ 味付けをしない
わんこの手作りごはんは、おいしさのための味付けは必要ありません。料理中に味見をして「少ししょっぱいほうがいいかな？」とか「甘みが足りないかな？」などと味付けをするのは絶対にNGです。犬は人間の味覚で美味しく感じるものを美味しいと感じるわけではないので、味よりも栄養バランスを第一に考えるべきです。
まとめ
愛犬がアレルギー体質の子で、アレルゲン(原因物質)を避けなければならない、添加物のない安全な食事をあげたいという場合は、手づくりフードをあげてみるのがいいでしょう。
なにを食べさせても下痢してしまう子が、手作りフードにしたら治ったという例もあります。どのようなフードにするかは、獣医師に相談して決めるようにしましょう。
コメント