犬を留守番させた時、家に帰宅したらいろんなものが壊されたり、トイレシートがボロボロになってたりと凄惨な場面を経験したことありませんか？それは愛犬が分離不安や寂しさからの行動なんです。
犬はひとりでの留守番が苦痛
〇スウェーデンやドイツなどでは、犬を長時間留守番させることを禁止しています。実際に長時間留守番させると動物虐待で通報されることもあります。
〇犬は社会性の高い動物で、愛着を抱いている人間や飼い主と離れることに苦痛に感じています。人間の子どもが養育者と引き離されたときと同じです。
〇ひとりぼっちにされた犬は、鳴いたり、室内を破壊したり、おもらしをしたりします。こうしたストレス行動は「分離不安」といいます。
屋外で暮らす犬には分離不安は少ない
〇分離不安は、屋外で暮らす犬には比較的少なく、アパートやマンションで暮らす犬ほど多く見られるそうです。屋外で暮らす犬も、飼い主さんに対して献身的であることには変わりませんが、都会のアパートやマンションで暮らす犬のほうがどちらかと言えば飼い主さんへの依存度が高いのかもしれません。
〇また、いわゆる「子犬工場」出身の純血種は、ブリーダーから手に入れた犬よりも分離不安が強くでて、問題行動を起こす確率が高いという報告もあるようです。
犬をひとりぼっちにしない工夫
〇犬を留守番に慣らす方法などもありますが、基本的に犬は別離が苦手な動物だということを理解し、長時間ひとりぼっちしないように方法を考えてあげたいですよね。
〇海外ではペットシッターや犬のデイケアサービスも充実しています。日本でもこうしたサービスはあるので、仕事や用事があって犬を長時間留守番させる必要があるときは利用するのも一つの手ですね。
〇もしも仕事や学校で1日のうち長い時間人がいない環境になるのであれば、犬を家族として迎え入れるのはやめたほうがいいかもしれません。
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ひとりぼっちさせない工夫例
１．他の犬を飼う
いわゆる多頭飼育です。子犬時代にきちんとした社会化された犬は、他の犬仲間を歓迎します。
２．他の動物を飼う
猫などの他の動物でも、そばにいてくれればある程度の満足は覚えます。もちろん相性の問題はあります。
３．ペットシッターを利用する
毎日家に来て、愛犬と遊んでくれるシッターさんを雇うのもありです。
４．デイケア施設に預ける
犬の保育園や幼稚園という言い方もしますが、しつけをしてくれたり、散歩に連れていってくれたり、他の犬とも遊べたりして、楽しく飼い主さんを待つことができます。
５．会社に連れていく
日本ではまだ少ないですが、海外では犬を連れて働ける職場がけっこうあるようです。
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