肛門嚢とはいわゆる肛門腺のこと
です。
犬を飼っている人にしかわからな
いあの臭い肛門腺はどうやって絞
り出せばいいの？
そんな疑問を解決します。
肛門腺が詰まるってホント？
肛門嚢(肛門腺)とは、肛門の
横の丁度4時と８時の位置に
ある袋状の分泌腺です。
ネットなどで調べると、肛門
腺に分泌液が溜まり続けると
炎症を起こし、ひどい場合に
は化膿して破裂することもあ
るという記述をよく目にする
ため、「絞らなければいけな
い」と思っている飼い主さん
も多いようです。
けれど、、本来はウンチをす
る際に一緒に排出されます。
必ずしも絞る必要はありませ
ん。
●おしりをやけに気にする。
●後ろ足を投げ出した姿勢で(人間でいうあぐら座り)で床におしりをこすりつける。
このような仕草をしたら絞ってあげましょう。おしりに違和感があり、ムズムズしています。
絞っても繰り返し詰まる場合は早めに直腸検査をしてもらい、肛門腺のチェックをしてください。
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肛門腺の絞り方
では、実際肛門腺はどのように
絞ればいいか解説してみましょ
う。
１．尻尾を頭のほうに倒す。肛門が開き、肛門腺が見つけやすくなる。
２．親指と人差し指を使って１個ずつ肛門腺を絞る。左右両側からギューッと挟み込むように。分泌液が飛び出ることもあるので、肛門腺にティッシュをあてて行うと安心です。
３．お尻を拭く。
分泌液がクリーム状になっていて
出しにくい場合や、「自分ではち
ょっと」という時は無理せず動物
病院で処置してもらいましょう。
猫に比べると犬の肛門腺で困って
いる子が多いようです。
絞らなくて済むよう、自然な排出
を促す方法も紹介しておきますね。
●分泌液の排出を促す方法
○高繊維食、水分の多いフードを与える。
○乳酸菌などを与える。
○運動をさせる。
○蒸しタオルなどで肛門を温める。
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