犬にワクチンを打つことで感染症に対する免疫力をつけることができます。
ワクチンの種類
犬に接種するコアワクチンは
(3種混合ワクチン)はすべての犬
に接種することが推奨されてい
ます。3種類の内訳は以下の通り
です。
〇犬ジステンパーウイルス感染症
〇犬パルボウイルス感染症
〇犬アデノウイルス1型感染症(犬伝染性肝炎)
東京農工大学動物学教育センターの研究によると、1990～2014年の25年間の間に、犬の平均寿命は1.5倍に延び、同時期の死因に占める感染症の割合を調べたところ、約30％から約2.5％に激減していました。このことからも、感染症の抑制が寿命に関係することは確かで、ワクチン接種の重要性がわかります。
完全に室内飼いをしていても、飼い主さんや来訪者の衣服や靴に付着して感染源が家の中に持ち込まれることもあります。
予防のために接種しておくことをおすすめします。
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ワクチンはいつ接種すればいいの？
『コアワクチン』は生後16週までに
複数回、その後、半年齢から1歳の
ときに追加接種することになってい
ます。
生まれたばかりの子犬は母乳に含まれる抗体によってさまざまな病気から守られています。しかし、成長とともに少しずつ抗体が減り、生後3か月頃までにはなくなっていまいます。
そこでコアワクチンを接種し、新たな免疫力をつける、という考え方です。
1歳までの接種をしっかりやっていれば、その後は3年に1度の接種でも十分な免疫を維持できるとされています。
そしてもう1つが『ノンコアワクチン』です。
これは住んでいる地域や活動範囲(海外旅行やアウトドアなど)によってそれぞれ必要なものを選び、追加接種します。なかには年に1度の接種が必要なものもあります。
近年、コアワクチンとノンコアワクチンを複合して接種することが多く、「ワクチンはテーラーメイド」という考え方が日本でも広まりつつあります。
犬を引き取るときは、ワクチンの接種状況や駆虫状況をよく確認してください。ケアされている場合でも1週間は様子を見て下さい。
病気が潜伏している場合があり、引き取ったときは元気でも、体調を崩すことがあるからです。
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